楽しいだけでいれないときも
メンバーのラジオの選曲に泣かされた3日間。
ゴロちゃんの「Dawn」。
木村さんの「世界に一つだけの花」。
そして中居さんの「世界に一つだけの花」「夜空ノムコウ」「STAY」。
中居さんがくれたメッセージは、びっくりするくらいにやさしかった。ものすごく、こちらを信じてくれているのが伝わって、多少なりともざわついてしまった自分を恥じた。こんなラブレターあるかよって、ちょびっとだけ、涙が出た。ほっとしたのだ。
CDTVの構成も中居さんだった。慎吾くんがドラマで忙しいからって言ってたけど、何にせよやっぱり中居さんが仕切ってた。知ってたよ、言われなくても分かってたよって心の中でつぶやいて、それでもほんとうだったことに心の底から安堵した。これでもう、深読みかもしれないと小さくなる必要はなくなった。あそこに映ったことが真実なんだと自信を持って言える。「あのライブに込めたメッセージをちゃんと汲み取ってくれてたよな?」っていう中居さんの得意げな顔を想像した。そしてそれを、ぜんぶ掬い上げていたファンは、やっぱりすごい。
30分のラジオのなかで、直接的な言葉はなかったけれど、ほんとうに不思議なくらいにすんなりと、SMAPが元気で楽しくSMAPを続けてくれたらそれでいいじゃないか、という思考になれた。いろいろあったって仕方ないよ、そのくらいのこと、ほんとうは今までだってたくさんあったのかもしれない。28年もかけてSMAPをやっているんだもの。今回は、中居さんがいつもいつも気にしていた着ぐるみのチャックを、だれかの手によって無理矢理こじ開けられて、さらされた。それはきっとメンバーがいちばんファンに見せたくなったもの。そのことはもう、痛いほどに伝わっている。
雨降って地固まるっていうことばで言うと、あの会見のあの数分間は土砂降りを見せられてる感じですよ。うん。しょうがないんだろうなぁ、よく傘もささずに立ってたなぁという感じが、僕はしましたね。
何年後かに、恵みの雨っていうとあれですけど、あれは地盤を固めるために…さらにステップアップになるのであれば、もうしょうがないとしか言いようがないですよね。
2016年1月24日 ワイドナショー 松本人志
松本さんの、“よく傘もささずに立ってたな”という言葉は、言いえて妙で、その表現がとても美しくて、切なかった。ただ今は、そんな風に立ったことが、メンバーが選んだあの時のせいいっぱいだったと思うしかない。不安だっただろう。悔しさも、悲しさだってあったかもしれない。けれどそうすることでしかSMAPを守れなかったとしたら…。
わたしももうグチグチ言わない。応援する。新曲を楽しみにしたり、テレビを見たり、ライブを心待ちにしたり。もうそれ以外にファンであるわたしができることは、正直ない。情報に惑わされずに、メンバーのことを信じるという信念を改めて肝に銘じて、SMAPを楽しむだけ。だれかを批判したり、過敏になったり、あらさがしをしたり、そういうのは必要ない。だってSMAPは決して誰かを責めたりしないから。もしかしたら、こちらが期待するほんとうのことはこれから先も分かるときは来ないかもしれない。真実をさらけ出すことが、いつの日も正しいとは限らない。彼らは、どんなに不条理なことになっても、SMAPを守り続けるために踏ん張りつづける道を選ぶだろう。だからわたしは、言い訳すらもしないその背中を、今までと変わらず追いかけていくだけなのだ、と。
“この先どうしようもなくすれ違ったり
言い争いがあったりもしても
どうか道の途中で手を離そうとしないでよ
ちゃんと繋いでてよ
Let you know 大事なのは続けること
楽しいだけでいれないときも”
中居さんが選んだあの日のSTAYを、わたしはきっとわすれない。
木村さんと中居さんがハイタッチして、それから5人で踊ったすぐあとに、肩で息をしながら歌ってくれたSTAY。この歌を歌おうと決めてくれてありがとう。この歌がどれだけの人を救ってくれたか分からない。ちゃんと汲取って、信じることができた。あの日のライブがあったから、ギリギリのところで踏みとどまらせてくれたの。
中居さん曰く「音程が大脱線」だったとしても、
あの日のSTAYはたいせつな、たからもの。
あ、そうだ。
これでつまり、スマショのつとぷも、分かっていたけどそういうことで、OKですよね?\(^o^)/