smalogue

SMAPについてのあれこれを好きに書いたりするところ。

好きなアルバムは?

タイトルに好きなアルバムは?と書いておいて何だけど、SMAPのなかで好きなライブは?と聴かれたら、ちょっと迷うけどドリスマと答える。オープニングの雰囲気はいまの流れをつくったはじまりなんじゃないかなと思うし、今では当たり前になっている途中のジャンクションムービーも、ここが土台になっているような気がする。中居さんは謎のストパーで黒焦げだけど、木村さんのビジュアル最高だし(いやあの人はいつも最高か)、つよぽんは「みんなアニョハセヨー!」だし、ゴロリ復帰一発目だし(OPもゴロちゃんから始まる)、慎吾くんはHR轟銀髪だし。

というか、だな。ここで本題。ドリスマが好きな理由は、稲垣吾郎が復帰した、中居正広がピースでピースだった、ラッキーさんのはじまりは木村拓哉だった、中居正広が泣いた(てゆーかみんなガッツリウルウルしてた)、つとぷがシャンパンかけでなだれ込んだ…っていっぱいあるけれど、何よりアルバムがいい、ということがまずいちばんの理由。以前もちらりと書いたかな、書いてないかな、忘れちゃったけど、わたしはこの「Drink! Smap!」がいちばん好きだ。わたしの個人的な好みもあるが、アルバム全体の流れがとてもいい。

 

SMAP 015 / Drink! Smap! 

SMAP14枚目のオリジナルアルバム。Drink! Smap!という名前にちなんで、プロモーションの一環として実際にジュースが発売された。美味しかったかどうかは想像におまかせする。わたし個人的意見としては、まぁ…飲めないことはないが、この味を求めては買わない、という感想。

1. Theme of 015…元ピチカートファイブ小西康陽による提供。ポップなオープニングはライブではスターウォーズをオマージュしたような演出のBGMとして使われた。S,M,AAAA,P, SMAP!やS,M,A,Pの使い方、Woo, SMAP!の効果は秀逸。中居さんの雄叫びで終わることが始まりを表している。

2. GO NOW!…打ち込み全開のピコピコ系にストリングスが絶妙に合わさった一曲。「腐りかけの僕拾い上げた君は そっと微笑む」という幕開けを稲垣吾郎に歌わせるウィット。曲の終盤、メンバーが追いかけるように歌い、最後に5人が合わさるファルセットがよい。

3. 世界に一つだけの花…この歌ははじめてお目見えしたのがこのドリスマ。ヲタ以外はそのことを知らない人もいるだろう。はじめてこの歌を聴いたときは、たしかにいい歌だなぁという思いはあったけれど、彼らの名刺代わりになるなんてことは思いもしなかった。シングルVerとちがうオリジナルの歌割りが聴けるのもこのアルバムだけ。

4.時間よとまれ稲垣吾郎ソロ。鈴木おさむ作詞。先ほどからチラリと書いているが、ドリスマは実質ゴロちゃん復帰後初のアルバムである。だからこそ、ゴロちゃんの優しい声で歌う「今ここから巻き戻ってみれば 空白のあの時がかけがえのないものになったよ ありがと Precious Timeという歌詞が、ちょっと苦しくてあたたかい。

5.Over FlowMihimaruGT三宅光幸提供。つとぷのながーーーいラップ合戦が聴けるのはこの歌だけ!それだけで最高。聴いた瞬間にライブを想像してひとりニヤニヤしたのは言うまでもない。サビのメロディが美しく、同時にバックで流れる女性コーラスが合わさるととても気持ち良い。ドライブにもってこいの一曲。

6.ずっとずっと木村拓哉ソロ。ケツメイシRYOJI提供。耳がいい木村さんはすぐに吸収してしまうのでこのソロもすこしRYOJIよりの歌い方になってる。RYOJI節が効いてる最後の大サビがキモ。こういうスローなノリをリズムよく歌いこなせるのは木村さんならでは。

7. JIVE…ライブにおけるメンバー挨拶のことを、のちに「サマゲ曲」と表すようになるわけだが、その言葉を借りるならばドリスマのサマゲ曲がこの「JIVE」。いい具合に背中押してくれる系歌詞、それから無条件に盛り上がれるリズムとアレンジ。わたしも大好きなサマゲ曲であり、KACO'S SMAP AIDの常連曲。

8. People Song~みんなのうた ライブで「JIVE」からはじまるのではなく、この歌から始めたのは木村さんの“You gotta ready?”があったからかもしれない!どうなの中居さん。にしても木村さんのReady?のささやきってなんでこんなカッコイイんだろう。GIFTの「Just Go!」も然り。そしてこれはホーンセクションが入っていて、そういう意味でもOPっぽい。

9. 幸せの果てに…中居さんの優しい声が聴けるという記事で書いたけれど、つよぽんのソロもいいし、ブリッジの木村さんの美声も拝める。ドリスマの中で本格的なバラードはこの一曲だけだが、だからこそこの曲の役割は大きい。アルバムの中でソロ曲がない中居・草彅にAメロ&Bメロを歌わせ、彼らの魅力を引き出すのに一役も二役も買っている、貴重な一曲。

10. It.Can't Be香取慎吾ソロ。作詞は慎吾くん。ベラベラステーションで勉強した例文多様のこちら。それらのたまもの?かどうかはわからないが、慎吾くんの英語の発音はとても上手だ。特に英語詞だけの曲を歌わせるとその魅力はとても増す。木村さんもだけど慎吾くんもおそらく耳がとてもいいはず。

11. freebird...ほんとうに自由に空を飛び回る鳥を安易に想像できる、曲そのものが持つ大らかさ。「立ち止まることも大事だと思うけれど 自由に飛び回るために」彼らにはいつまでもfreebirdでいてほしい。メロディ展開や、テンポがSMAPにとても合ってる。そう言えばフリバも中居ソロが超絶優しいんだった。

12. FIVE RESPECT…これらの曲の流れをいい意味でぶっ壊し、満を持して披露されるのは、中居正広提供によるファイブシリーズ。よく考えたら、こんだけメンバーの魅力をつめこみ、SMAPが活きるようにSMAPのことだけを考えて曲まで作ってしまう中居正広って、マジどこまでも中居正広で泣ける。

 

ファイブシリーズを入れても全12曲。今で考えると少なく感じるけれど、当時はこれが当たり前だった。それでもじゅうぶんに彼らの魅力を引き出している。2枚組アルバムが嫌なわけじゃないけれど、1枚の中にぜんぶがギュッと詰まっていて、そのひとつひとつがちゃんとアルバムを構成するひとつの要素となっているというのがやっぱり好きだった。だって、11曲通して聴いてからの「FIVE RESPECT」なんて最高じゃない?それまでの全部が吹っ飛ぶぐらいのインパクトがある。それでもこのアルバムを構成するうえで絶対に欠くわけにはいかない曲。

そういう意味で、このドリスマがわたしのいまのところいちばん好きなアルバムである。もう14年も前のアルバムになるけれど、なかなか更新されない。もちろんそれぞれ好きな曲はたくさんある。けれど、アルバム全体をひとつの作品と捉えたときに、という意味で、このドリスマがとりあえず14年間不動の1位なのだ。

 

ただし!ライブDVDの構成はいまだに納得がいかない。この間久しぶりに見たけれど、やっぱり見づらいことこの上ない。どうしてこうなっちゃったのかなーって、笑っちゃったよね。

 

SMAP 015 / Drink ! Smap !

SMAP 015 / Drink ! Smap !

 

 

Smap!Tour!2002! [DVD]

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