smalogue

SMAPについてのあれこれを好きに書いたりするところ。

スマスマにceroがやってくる!

オリスタの慎吾くんの記事内で「最近ceroが番組にきてくれて」という文字を見て以来、え?え??え???マジでマジでマジで!?!?とドキドキしていた日々。

そういえばメンバーがこんなツイートしてたんだよ、とか思ったりして。

これが収録日かどうかは定かではないけれど、おそらく、その日だったんじゃないだろうかってさんざん妄想したのは記憶に新しい。

 

ceroカクバリズム所属のバンドである。カクバリズムとはインディーズレーベル兼マネジメント会社のこと。今最もチケットが取れない男と揶揄される星野源や、彼をリーダーとするインストバンドSAKEROCK(2015年をもって解散)が所属していたと言えば分かりやすいかもしれない。

2011年にそのカクバリズムよりファーストアルバムを発売、その後フジロックなどの大型フェスに出演したり(去年は2番目に大きなWHITE STAGEでの出演だった)、その界隈では根強い人気を誇り…って書くとすごく薄っぺらいから自分の文章力恨むけど、ほんとうにそうなのでそのまま書く。

cero(セロ)という名の由来は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にある。主人公ジョバンニに助言を与える「やさしいセロのような声」のブルカニロ博士という登場人物がいた。実際のところ“セロ”はcello(チェロ)のことであるが、ceroのメンバーである高城はその“セロ”という響きを思い出し、そこから名づけられたのだそうだ。

「子供の頃に読んでいた、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』で、主人公のジョバンニに助言を与えるものとして、“セロのような声”っていうフレーズが度々、出て来たんです。今、思うと、楽器の“チェロ”のことなんでしょうけど、当時の僕には分からず、『セロって何だろう、神様の名前かな?』と勘違いしていた。皆でバンド名を付けようってなった時、ふと、『“セロ”っていいかも』って、それを思い出して。だから、綴りは、正しい“cello”じゃなくて、適当な“cero”にしたんです」

cero / world record 特設サイト [カクバリズム]

 

ceroの音楽を聴くとヒップホップやジャズやポップスや、いろんなジャンルの音楽を感じることができて好きだ。それらが混ざり合って総称して「cero」となっている気がする。だからceroってどんな音楽?と聞かれたら、どう答えていいか迷う。それはSMAPSMAPとしか言い表せることができないのと似ていて、ceroの音楽はceroとしか言いようがない。自然と体が動くグルーヴ、どこかエキゾチックさすら感じさせる唯一無二の声、複雑なドラミング、“スペシャルサポーター”も含めたそれぞれが織りなす緻密なアンサンブル。とにかくカッコいいの一言。

 

こういった音楽性のceroSMAPが合わさった時のことを思い浮かべて、想像を巡らせてみると、SMAPが音楽で攻めていた頃の90年代を思い出さずにはいられない。

NYでレコーディングしたり、演奏陣もすべて海外ミュージシャンに依頼し、フュージョン系バリバリの曲を出していたSMAP。お世辞にも歌がうまいとは言えない彼らにそれを挑戦させた事務所やレーベルの采配は今思ってもとんでもないことだったと思う。いろんな声があっただろうが、それをやりきったことがすごい。SMAPがまだまだ若く柔い未完成だった頃だからこそできたことなのかもしれないが、やっぱりSMAPには音楽で挑戦してほしい。

ceroはスマスマの放送をもって地上波初出演となるが、やっぱり、するよね。SMAPに曲書くんじゃないの?っていう期待は。どうしても、しちゃうよね~~!

とりあえずは来週の放送で、SMAPceroがどんなグルーヴを生み出すか、それがSMAPにどれくらい当てはまっているかをしっかりと見届けたい。

cero-web.jp

 

余談だけど、昨年ゆずとスマスマで「OLA!」を歌ったとき、これSMAPの曲なのかって思うくらいにとってもよかったから、次回のアルバムで曲を書いてほしいミュージシャン1位はゆずなのである。今のところ。