smalogue

SMAPについてのあれこれを好きに書いたりするところ。

SMAPのいい曲をただ紹介するシリーズ どうしてもRECしなければならなかった日々編

注)あらかじめ言っておくが、これは決してdisっているわけではない。

 

わたしは、スマヲタであるが、スマのことならなんでも大すきなんでも最高、なんでもかんでもキャピキャピ!という人ではない。なんじゃこりゃと思うものは思うし、言う。でもそれは愛があってこそ!だと自分では思っている。

第三回目の、SMAPのいい曲をただ紹介するシリーズは、どうしてもREC(レコーディング)しなければならなかった日々編をやってみようと思う。つまりそれは「ものすごくいい歌なんだけども、中居正広の声がガサガサを通り越してさらに斜め上へ行って帰ってこない曲たち」を紹介するということである。え?どういうこと?という人のためにもっとかみ砕いて言うと(しつこい)、ふんふん♪めっちゃいい歌じゃん!と聴きすすめて、中居さんのソロがやってきて度肝抜かれるという曲たち、のことなのだ。もともと中居さんはハスキーな声質だが、ここで取り上げてるのはそんなレベルのものじゃない。あと、音程がどうこうとかいう話でもない。もう一度言うが、これはdisってなどいないのである。断じて。

さて、いってみよー\(^o^)/

 

言えばよかった

言えばよかった

作詞・作曲:樋口了一 編曲:CHOKKAKU

SMAP 012 VIVA AMIGOS

SMAP 012 VIVA AMIGOS

 

生演奏でのレコーディング、それも海外の一流ミュージシャンを起用したシリーズは、007から始まりこの012が最後。つまり、25年にわたるSMAPの音楽シーンいくつかに区切るならば、この007から012はひとくくりに扱うことができる。そしてその時代の集大成とも呼べるアルバムがこちらである。そういった類の話はまた後日、機会を作って書こうと思うので今日はさらりと触れる程くらいにしておこう。

「言えばよかった」は、日本人ミュージシャンによる演奏ではあるが、グルーヴも最高だし、イントロのギターのカッティングリフがとても印象的。ベースがブンブン鳴っていたり、AメロとBメロは歌メロもくるくると行ったり来たりして、それがまたかっこいい。コーラスアレンジもいい。フュージョン系の曲に目がない私は、この曲がほんとうに好きだ。歌いづらそうな歌メロも、アレンジもいい意味でSMAPっぽくない曲なのだ。ちなみにこの012には、そういうSMAPっぽくない名曲がほかにもいくつかある。それらは今後また、なにかの時に出てくるかも…しれない。

ヘッドフォンで気持ちよくリズムを取りながら聴いていたら、ブリッジ部分の中居正広でびっくり仰天することになる。もしかしたら、椅子からズッコケたり、ヘッドフォンを振ってみたりするかもしれない。とにかくびっくりするのだ。そしてしばらくしてきっと思うだろう。「もうちょっとレコーディングの日にち、ずらせなかったの!?」と。数あるSMAPの曲の中で、“いちばん”の衝撃である。全俺がおったまげた。

この曲はpamS(ウラスマ)にも収録されている。ウラスマは、いくつかの曲で2001verとして再録されているものがあるが、「言えばよかった」はオリジナルが収録されている。どうにかこれも再録してほしかった。余談だが、ウラスマの再録シリーズは、木村さんが鼻声である。木村鼻声シリーズもできる程度には曲がある。

 

S map

S map?SMAP014

S map?SMAP014

 

現在でも続く、佐藤可士和さん(アートディレクション)+多田琢さん(トータルプランニング)のタッグがはじまった記念すべき1作目。色の三原色を使った斬新なアートワークと、このジャケットのポスターで街中をジャックした広告展開が話題になった。それに関しても、また時間を取って書きたい。と言うかこれは絶対に書く。前のブログでも書いたことがあったかもしれないけれど、また書く。詳しく書く。今年あたらしいアルバムが出たらそのタイミングで書こうと思う。

話を戻すが、ここはアルバム単位で紹介したい。このSmapに収録されている中居ソロ、おそらくこのレコーディング時期がよくなかった。うん、よくなかったのだ。「言えばよかった」も然り。

なかでもこちらの二曲。

 

STOP!

STOP!

作詞作曲:児島啓介 編曲:知野芳彦

「大人のムーディーな曲」という言葉がしっくりくるような1曲。ノイズが混じったドラムのフィルがときどき聴こえてきたり、1番のAメロを回している木村さんと慎吾くんのちょっと力強い歌い方なんて、たまらない。そして中居さんはこういう時になぜ大サビ並びにブリッジを任されるのだろう。プロデューサーに尋ねたい。

 

Happy Train

Happy Train

作詞:逢坂泰靖 作曲・編曲:武藤星児

ピアノがとにかくカッコいいし、前向きな歌詞も好き。あと、イントロ、大サビから最後にかけてのコーラスもいい。

イントロの「ここ最近ちょっとからまわり気味で グチばかり増えてまずいなぁ」ってときにはこの歌をどうぞ。わたしの人生のテーマ、と書けば何だか大げさだけど、それでも目標にしていること。「次ぎの駅までにあの人を好きになろう 苦手だけどどっかしらネいいところがあるから」なんて、ほんとにその通りだと思うもん。

中居さんの衝撃としてはそこまでではない。すごい衝撃を期待している人がいたら(いるのか)「言えばよかった」に戻っていただければ満たされるはず。

 

☆ 

これらのことは、SMAPのハードスケジュールさを物語っているとわたしは思っている。声の調子が最高に悪くても、レコーディングをしなければCDを予定通りにリリースできなかったのだろう。つまりそれはライブに間に合わないということ。そんなことは許されない。そうでなければ、いろんな方面に迷惑をかけるかもしれないが、どうにかずらすことだってできたはずだ。だってCDだよ。CDに残るのに。なのにそれができなかったということが、SMAPの多忙さを表すひとつの証拠ではあるまいか。

VIVA AMIGOSは1998年。夜空ノムコウが収録されていることから分かるように、当時はもうすでにスーパーアイドルに君臨してしばらく経っていた。そしてS mapは2000年。らいおんハートの頃だ。木村さんが結婚したのもこの年。もはやスーパーアイドルを超えて、国民的アイドルと呼ばれはじめていたかもしれない。さらについ最近である2014年のMr.Sも、あの27時間テレビの数日後にレコーディングをしなければならないという無謀すぎるスケジュールだった。なので中居さんの声は前出の曲たちほどではないが、ざらつきはいつもよりもある(手術前ということもあるが)。その多忙さが、今も昔も変わっていないだなんて、正直言って恐ろしすぎる。この伝説はこれからも続いていってほしいが、こんな形で残るのはちょびっと悲しい。なのでどうか中居さん、喉をたいせつに…してね!